うま味

日々の備忘録に近い

東京都唯一の村 檜原村に行ってきた

関東郊外に住んでいると、旅行に行くとなると出てくる候補の中に東京都が入ることはまずないように思う。

東京都、そこは私にとっては働く街であり、遊ぶ街であり、癒やしを求めた選択肢の中には入らなかったのである。

そんな中、いただきハイジャンプを観て、檜原村の存在を知った。

 

えっ。東京都に村なんてあんの。

えっ。東京都としては唯一の村なの。※島除く

えっ。こんにゃくめちゃくちゃ美味しそうなんだけど!!!!!!!←個人的にはこれがでかかった

 

自担(髙木くん)が食べてたこんにゃくが食べたい。

いや自担が食べてなくてもこんにゃくが食べたい。

私は好きな食べ物にこんにゃくって答えるような女だから、こんにゃくが食べたい。(ほか豆腐、ひじき等)

 

というわけで。(?)

 

行ってきました、檜原村

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とは言え日帰り旅行。

加えて私の家からは電車で片道2時間半かかるため、行けるところは行こう、くらいの感覚で。

 

まずは払沢の滝。

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マイナスイオン全開のこちら。歩いてくる道中も空気が澄んでいて美味しい。草木の香りが心地いい、まさに自然のパワーを感じる。。

 

武蔵五日市駅からバスで藤倉行に乗り込み、払沢の滝入り口で下車。そこから、標識に従って進んでいけば、比較的簡単に滝までたどり着くことができる。バス停からおよそ15分ほど歩けば、マイナスイオンをたっぷり感じることができるというわけだ。

途中、ギャラリー喫茶やまびこさんの店頭でこんにゃくが売っていたので食べる。1本100円。

美味………!

弾力があるのに柔らかくて口当たりが優しい!出汁で煮込まれたぷりっぷりのこんにゃく、これが檜原のこんにゃくかぁ……最高。
ビールか焼酎が合うと思う。(歩きやすくはなってるけど山道だから飲酒はやめた方がいいよ!)

 

滝までの道中は歩きやすく整地されているので、ファッションスニーカーでもサクサク歩ける感じ。当たり前だけどヒールはやめましょう!

天然モノなのか、敷かれているのかはわからないけど、木のチップみたいなのが敷き詰められているのでふかふかとした膝に優しそうな道を、大自然を感じながら楽しく歩ける。遠目から見ても水が澄んでいて、ひんやりとした空気がとても気持ちいい〜……これだけで癒される。

都会の喧騒から離れて、水の打ち付ける音、土を踏む音、それだけの世界。嫌だったこともつらかったことも綺麗な水に流れていくような感覚……(突然のポエム)

 

こんにゃくの美味さを噛み締めつつ、大自然に癒され、帰り道ではギャラリー喫茶やまびこさんで陶器のマグを買ってきました。これでひのはら紅茶飲むんだー!

滝まで歩くのもほんっっとに楽しめてとても良かった。今度は冬に凍った滝を見に来ようと思ってます!

 

そして歩いて入り口付近まで戻る。13時とちょうど良い時間なので、四季の里さんでお昼ごはん。

期間限定メニューの肉豆腐定食をいただきます!お豆腐だいすき!

四季の里さんのすぐ近くにちとせ屋さんという豆腐屋さんがあって、そこのお豆腐なのだそう。豆腐屋さんのお豆腐ほんと美味しい!ボキャ貧ですみません。豆の甘みが牛肉に負けないの。

他の食材も檜原で採れたものを使っているそうで、野菜も美味しく、お水が美味しいからかご飯も美味しい。そしてどの定食にも刺身こんにゃくがついていた。刺身こんにゃくやわらか!普通のこんにゃくよりみずみずしいというか、じゅわっと芋の味が出てくるような感じ。すみません舌がバカなので全体的に美味しいという事実だけ認識していただければ結構です。

 

美味しいごはんをいただいたところで、私が次に行きたかったのは井上食品さん。番組内で紹介されていた、手作りこんにゃくのお店。

……ここで頭の悪さを発揮してしまうわけだが。

 

檜原の方々とても親切で、途中で寄ったお店でいろんなお話させていただいたし村のマップをくださった。ありがたい……。

めくりやすいところに簡略された地図、全面開くと詳細な地図になるパンフレット。開くのを面倒くさがった私がとった行動は、そう。簡略マップを頼りに歩いてしまったのである。

 

井上食品さんここか〜

歩いて行けるかな〜←これがバカだった。

 

檜原村、世田谷区の倍あるんですって。

世田谷区がどれくらいかっていうと、23区内で2番目にでかい区

 

その時の私「縮尺見た感じ行けそうな気がするわ!歩くの好きだし!

今思うと本気でアホ丸出しである。

 

途中まで歩いて、誰も歩いてないなとか車と自転車ばっかりだなとか車の人の「こいつマジか?なんでこんなとこ歩いてんの?」な目とか、無理だってことに気づくべきところは多々あった。というか私も薄々気づいてた。気づいてたけど今回の旅に車はないんだ。電車と徒歩とバスしかないんだ。バスも1時間に1本で、しかもその歩いてた14時台の時間帯ってバスすら1本もない。じゃあ歩くしかないじゃん!井上食品さん行きたいじゃん!こ ん に ゃ く 食 べ た い じ ゃ ん ! ! ! ! !

 

Googleマップ開いたら徒歩で2時間40分かかるって。

引き返しました。

 

いや。無理だよね流石に。

 

あのね。これだけが無念なんだ!ほんと今回の旅これだけが無念!バスの本数がどうしても少ないから、行きたいところに自由に行くには車は必須。歩きとバスだけでは絶対に回りきれないし、車があっても1日では無理だと思う。次はレンタカー借りて泊まりで行こ!って思ってます。

 

すごすごと引き返して(30分くらい歩いてたので30分くらいまた引き返した。アホですね)村役場まで戻ってきた。といったらもう次はここしかない……!

 

そう、カフェせせらぎさんである!

 

入るとお客さんはいなくて、マスターが窓辺の席でうたた寝している。お土産コーナー見ながらうろうろしていたら気づいてくださって、どうぞ、と声をかけていただき、入店。4人が座った席に座らせていただきました、、なんか謎の緊張した。番組見て来たんでしょう、と言われたので、多分いたジャン見て行った人かなりいるんだろうね。私もその1人だもんね。

 

注文はもちろんレアチーズケーキセット!

飲み物をどうしようかな、と思っているとマスターから「みんな(JUMPと井本さん)オーレだったよ」の一言。わかってらっしゃるオーレでお願いします!

妹がブルーベリー苦手で、ひとつだけソース抜けますか?と質問したところ快く了承してくださった上「いちごジャムとかあるけど要る?」とまで聞いてくださる……!なんていい人なんだ。。

 

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美味しそう〜〜サイズ感ちょうどいい〜〜!

チーズケーキはなめらかで、コーヒーはあっさりめで飲みやすい。なにより30分×往復の悲しいウォーキング後、美味しいケーキとコーヒーが心に沁みる。。

 

そしてですね。

席の近くに福の神(大黒天かな?きちんとは見てなくて申し訳ない)の像と小銭の入ったお皿があったので、なんとなくご縁がほしいな〜(相手はチケットの類)と思って小銭をこっそり置いたのを見られていまして。

マスター「(笑いながら)何してんの!なんで置いてんの!じゃあこれ小銭置いてくれたからお礼!」

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クッキーもろた……いいんか……こんな施しを受けてしまっていいんか……?

(ご好意でいただいただけなので小銭置いたら貰えるってものではないことだけご認識ください!)

 

いやもうほんとに縁結び?願掛け?みたいなものを勝手にしておりすみません!!ケーキもコーヒーもクッキーも美味しかったです!!こんなにサービスしていただいた上お会計も番組クーポンで100円引きにしていただいて……これだけのサービス、また来たいとしか思えない。。いやもう絶対にまた行く。

 

そんなこんなで16時前、そろそろ帰路につき始めなければならない。なぜなら片道2時間半かかるから。

役場の隣のかあべぇ屋さんで檜原漬け、豆腐、こんにゃく、ひのはら紅茶を購入。かあべぇ屋さん本当になんでも揃うお店!電子マネーもガンガン使えるので便利!

というわけで、帰路につきつつ道なりにある天然酵母のパン屋、森の風゜さんを最後に目指すことに。15分ほど歩けば着くとのこと。

 

少し歩くと酒屋さんがあったので、途中で見たゆずワインが気になっていたためお邪魔することに。

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ゆずワインと、檜原の名産物であるじゃがいもを使ったじゃがいも焼酎(!)を購入。場所的に谷合商店さんだと思う。ありがとうございました!

 

そこからさらに10分ほど歩くと、お土産売り場の山の店さんがあったので、そこでヒノキのサシェと入浴剤を購入。妹がゆずみそ買ってたからそれも食べさせていただく予定。

そして紙袋がめちゃくちゃ可愛い。

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ひのじゃがくんだ!!!!

 

お土産を持つ手がだいぶしんどくなってきたあたりで、最終目的地、森の風゜さんに到着!

こじんまりとした佇まいでまさに村のパン屋さんといった感じ。ゆっくり扉を開くと途端にふわーーーっとパンのいい香りが!すごい!いい香り!!

ご主人ともお話しさせていただきなぜかこんにゃくへの想いを語る私。足がなくて井上食品さんに行けなかったのが心残りという話をしたら「秋川やあきる野市ではレンタカーもあるよ」と!やっぱり電車とバスで来られる方が多いけど、立川から車で来られる方もいらっしゃるそう。やっぱり次は車借りて行きます!

ここのご主人もとても気さくな方で、パンもどれも美味しそうだったので結構買ったのにお会計は1000円いかないという!私の地元の方だと天然酵母のパンって少しお高いイメージあるくらいなのにこんなお手軽価格でいいのかな!?と思ってしまうほど。さらに舞茸パンひとつおまけしてくれました……!きのこも直売所があるので採れたてなんじゃないかな、絶対に美味しいじゃん…!本当にありがとうございました!

 

そこからすぐのバス停からバスに乗り、JR武蔵五日市駅へ。戻ってきちゃったなあ…みたいな気持ちになりつつ、帰りの電車に揺られ爆睡。東京まで直通してる「ホリデー快速あきかわ6号」でほぼ始発→終点なので、安心して寝ました。そうそう、電車はドアをボタンで開閉するタイプ。これも田舎ならではで良い。精神年齢5歳くらいなのでボタンを押すのがめちゃくちゃ楽しい。

 

そんなこんなで1日身体はくたくたになったけど心は活力をもらって帰ってきました!たーのしかったー!

檜原村、本当にいいところでした。見渡す限り自然だし、人も優しいし。マジで歩いてる人がいないくらいの交通の便の悪さは仕方ないと思うので、車運転できる人はレンタカー借りて行くといいと思う。私も次は絶対そうしようと思う。正直ほんっとに広くて全然周りきれてないので、もっともっと面白いところや魅力的なところはまだまだあると思っている。一回行ったからいいかな、とはならない、また行きたい!って思えるところだったので、少しくたびれたな…なんとなく都会を忘れたいな…と思うときは是非行ってもらいたい。都内から1時間半ほどで着ける大自然に溶け込んでみてほしい。今まで旅行先のチョイスにはなかったであろう「東京都の村」を選択肢に入れてみてほしい。そこで美味しいものを食べて、リフレッシュして、お土産に特産物を買って、少しでも村の発展に繋がってほしいと思える場所だった。何度も言ったけど絶対また行くぞ!今度は冬に!凍った滝を見るぞ!!楽しみ!!